一部のiPhoneやMacユーザーのApple IDがロックされ、パスワード変更を余儀なくされる事態が国内外で発生しています。原因は分かっていませんが、Apple IDを狙った大規模な総当たり攻撃などの可能性もあります。
原因は世界規模での総当たり攻撃?
Apple IDは、間違ったユーザー認証情報が複数回入力された場合に、ユーザーのアカウントを保護するためロックされますが、本稿執筆時点では原因は不明です。
9to5Macは同時期に多くのユーザーのApple IDがロックされている原因について、「悪意ある集団による巨大な規模でApple IDに総当たり攻撃の可能性」と、「Appleのシステム側に何らかのバグが発生している可能性」の両方が考えられる、と指摘しています。
AppleInsiderによると、匿名のApple関係者は「現時点で、Appleのシステムのバグとは考えられない」として、影響を受けている規模について「ごく一部のユーザーとみられる」と語っています。
Appleを装ったフィッシングメールも発生中!
ちょうど、Appleをかたり、「Apple IDがロックされた」として個人情報を入力するよう求めるフィッシングメールが出回っている、とフィッシング対策協議会が注意を呼びかけています。
Apple IDのロック通知は、iPhoneやMacなどの端末にダイアログボックスが表示されますが、メールで届くことはありません。
Apple IDのパスワードや個人情報を入力するよう求めるメールが届いても、応じないようご注意ください。
Source:9to5Mac, AppleInsider iphonemania.jp