iOS12.1のリリースによって、デバイスが突然システム終了することを回避するためのパフォーマンス管理機能が、iPhone X、iPhone8/8 Plusにも追加されました。
iOS12.1でiPhone X/8/8 Plusにも機能が追加
Appleが現地時間10月30日にリリースしたiOS12.1のリリースノートには、次のように記されています。
iPhone X、iPhone 8、およびiPhone 8 Plusで、デバイスが突然システム終了しないようにするパフォーマンス管理機能を追加(機能を無効にすることも可能)
サポートページも更新
これに伴い、Appleはサポートページ「iPhoneのバッテリーとパフォーマンス」にある「突然のシャットダウンを防ぐために」の内容も以下のように更新しました。
バッテリーの充電残量が少ない、化学的経年劣化が進んでいる、周囲温度が低いといった状況下では、突然のシャットダウンが起きる可能性が高くなります。極端な場合はシャットダウンが頻繁に起こり、その結果、デバイスが不安定になって使えなくなることもあり得ます。iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus では、iPhone を継続して使えるようにするために、iOS がパフォーマンスの瞬間的なピークをダイナミックに管理し、突然のシャットダウンを防ぐようになっています。ちなみに、このパフォーマンス管理機能は iPhone 固有のもので、ほかのApple製品には適用されません。iOS 12.1 以降では、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X にこの機能が組み込まれていますが、これらのモデルはハードウェア面でもソフトウェア面でもより進化した設計になっているため、パフォーマンス管理の影響が目立ちにくいかもしれません。
減額交換プログラムは年末で終了
Appleは、性能の低下したバッテリーによる突然のシャットダウンを防ぐため、iPhoneの最大性能を制御していたことを2017年12月に認めました。
その後、動作速度抑制を非難するユーザーによる集団訴訟が立て続けに起きたのを受け、Appleはユーザーへの説明不足があったことを謝罪、バッテリー交換を減額して実施するプログラムを開始しました。このプログラムは2018年末で終了します。
参照Source: iphone-mania.jp
Source:Apple via MacRumors
Photo:iFixit